家族の役割

家族とは、子どもにとって生きていく元であり、成長する基盤です。特に不登校やひきこもりになった子どもたちにとっては、家族や家庭はとても安心できる関係であり、安全な場所です。ですから社会のなかでは、家族がひとつの核となります。

しかし家族のあり方は以前と比べて多様化してきています。多様化した現代社会では、家族だけの支援という視点だけではなく、もっと大きな視野で見ていくほうが親も子も気持ちが楽になり、そして行動に移しやすくなります。

それは、家族だけで見るのではなく、もう少し枠を広げてみると違った風景が見えてきます。例えは、祖父母宅や担任の先生などです。近所のおじさんがそうかもしれません。
重要なことは、実際に行動にはつながらなくても、これらは本人とってとても大きな支えになっているということです。またスクールカウンセラーの存在も大きな支えになるかもしれません。誰も支えてくれる人がいないと思っていたとしても、支援者の図を書くことで支えてくれる人に囲まれていることがわかり、視点を変えることができます。

このように図示してみることで、支えてくれる人が一目でわかり、その人たちがどのような役割をしているかがわかると思います。また補足したほうがいい役割も明確化してきます。