不登校 第1段階

第一段階 不登校開始期

この時期は、完全不登校になる前の期間で、親子共々あの手この手を使って学校へ行こうとしますが、二週間に一回、一週間に一回、三日に一回、三日間続けて休んで一日行く、というように少しずつ休みの日が増えていく時期になります。

本人も頭では「行かなければならない」と思いつつ、実際は頭が痛くなった、お腹が痛くなった、身体が重く動けない、という症状を訴えてきて学校を休むという行動を繰り返します。

〝休みたい〟ということは何かが子どもの中で起きているということです。まず休む時の共通点を探してみてください。曜日、時間割、行事の前後なのか、あるいはランダムなのか、また交友関係に変化があるかも注意深く観察してください。また携帯を生活から遠ざけようとしているかも確認してください。遠ざけようとしている場合、嫌がらせ的なことが起きていると考えられます。様子を見ながら学校の先生、スクールカウンセラー、民間のカウンセラーに相談するとよいでしょう。早期対応という観点からもお勧めします。

【家庭での取り組み】

母親的役割

  • 観察する(様子を見る)
  • 休むときの共通点はあるか
  • 休む間隔はどうか
  • 携帯電話の使い方に変化があるか
  • 学校での様子を担任に聞く

父親的役割

  • 学校に行けないことを叱らない
  • 無理やり学校に連れていかない
  • 母親を責めずに